
【著者】E・S・ガードナー
【出版社】東京創元社
【翻訳者】小西宏
【発表年】1935年
【初版】1962年
【原題】The Case of the Curious Bride
【形態】文庫
【ジャンル】ミステリー
【シリーズ】ペリー・メイスン・シリーズ
【あらすじ】
事件は発端から奇妙だった。 怯えた若い女が名も明かさず、夫が失踪した場合の妻の再婚
問題を相談しにきたのだ。 メイスンは体よく追い払ったが、女の忘れ物に真新しい拳銃を
見つけたとたん、彼の顔色が変わった。 尋常でないと感じたメイスンは苦労して女の身許
を探り出した。 だが、問題の女ローダには前夫殺害容疑がかかっていた。 メイスンは彼
女の無実を確信していたが、不利な証拠は次々と現われてくる。 法廷の熾烈な攻防で断然
不利なローダ─法廷の魔術師メイスンの起死回生の秘策とは? ガードナーの人気を不動の
ものとしたシリーズ代表作!
おびえた若い女性がメイスンの事務所にやってきて友人がと言う課程で再婚問題の相談に来
ますがあっさりメイスンに嘘を見抜かれてしまいます。
執拗に新婚だと断定してくるメイスンにおびえて去って行きました。
ちょっとやり過ぎたとメイスンも反省しますが結局彼女は事件の容疑者とされてしまい
メイスンに頼らないと行けなくなりました。
そして彼女の夫その富豪の父親までもが関わってきて・・・死んだ男と容疑者となった
ローダ嬢の関係、奥さんを守るんだという一見奥さん思いに見える夫とお父さんの行動に
メイスンは不審に思えてきます。
一応法廷物ミステリーなので物語り後半では裁判がメインとなります。
例によってメイスンは自分が勝つためなら証拠のねつ造などためらいもなくやってのけ
今ならまったくつうようしない違法行為をして行きます。
正直やり過ぎなので読んでいてしらけてしまいます。
いつも結果法廷内で真犯人を暴いちゃうのですが・・・そしてメイスンに対する検事が
ことごとく素人かっていうほど無能で何だかもっとまともな検事はいないのかって
緊張感漂う切れ者同士の法廷での攻防が読みたいんですけどね~
この作品を読んでいると当時のアメリカの法廷って証人の証言だけで事が決まっちゃう
の?って信じられない気持ちになりますw
終わってみると良くある事件でありきたりな内容だったですね、当時としては斬新な
内容だったのかしら?
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