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ねむりねこのゲームと本と映画のお部屋

ねむりねこが大好きなレトロゲームと小説と映画のお話です。
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【NOVEL】 愛しの座敷わらし

愛しの座敷わらし
著者:荻原浩
出版社:朝日新聞出版
初版:(2008年)
形態:単行本
文庫:(2011年)
他出版:なし
シリーズ:ノンシリーズ
ジャンル:ドラマ


【あらすじ】
生まれてすぐに家族になるわけじゃない。一緒にいるから、家族になるのだ。東京
から田舎に引っ越した一家が、座敷わらしとの出会いを機に家族の絆を取り戻して
ゆく、ささやかな希望と再生の物語


面白かった。そして座敷わらしが愛おしかった。まさに荻原作品です。
バラバラだった家族が父親が地方に飛ばされたことで心機一転をはかろうと昔なが
らの古い家に移りすむ・・・そこには座敷わらしがすんでいるのでした。
最初に彼を見たのは末っ子でした。そして旦那が他界して悲哀のうちにぼけだした
おばあちゃん、そして前の学校で空気がよめずに実は嫌われていた長女、そして仕
事で帰ってこない旦那とぼけ始めたお母さんの面倒そしてぜんそく持ちの末っ子に
過保護なお母さんそして最後にようやく見ることの出来たお父さん・・・
そんな彼らが座敷わらしを目撃することで心を通わせていくお話です。
座敷わらしが見えて彼からも近づいてくるのはやはり幼い末っ子でした剣玉を教えた
り彼らの一挙一動にひょじょうを換えビックリして喜ぶ座敷わらし、彼は決してしゃべ
らない、彼の純真無垢な行動に家族達は癒されます。
座敷わらしの描き方が絶妙で凄くうまく流石だなって思います。
家族それぞれの視点で彼らが座敷わらしと心を通わせていく姿がとても心地よかっ
たです。
座敷わらしの住む家は栄えると言われてるけどこの作品を読むとそれは違うと思っ
た。
座敷わらしとふれあうことで人が何を得るからだとおもう、そしてそんな彼らが勇気
づけられ動くことで好転していくのだと思う、見たからいいことがある訳じゃないんで
す。
つらい別れの後・・・そしてラストの一行「6名様ですね」この言葉に思わずにんまり
してしまいました。
そうかこの家族を選んだのか・・・なんか胸がいっぱいになりました。
大好きな一冊です。

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