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ねむりねこのゲームと本と映画のお部屋

ねむりねこが大好きなレトロゲームと小説と映画のお話です。
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【NOVEL】 連続殺人事件

連続殺人事件
著者:ディクスン・カー
出版社:東京創元社(初版1961年)
翻訳者: 井上 一夫
発表年:1941年
原題:The Case of the Constant Suicides
形態:創元推理文庫
単行本:なし
他出版社:なし
ジャンル:ミステリー
シリーズ:ギデオン・フィル博士シリーズ


【あらすじ】
妖気ただようスコットランドの古城に起きた謎の変死! 妖怪伝説か保険金目当
ての自殺か、それとも殺人か? 密室の謎に興味をそそられて乗りこんだフェル博
士の目前で、またもや発生する密室の死怪奇と笑いのどたばた騒ぎのうちにフェ
ル博士の解いた謎は、意外なトリックと意外な動機、さらに事件そのものも意外な
ものであった!


古城で起こった主の自殺、それを気に親族達が集められる理由は遺産相続、だが
果たして自殺なのだろうか彼には多額の保険金がかけられていた。
しかし自殺では保険金は下りない、この謎にカー作品を代表する名探偵ギデオン・
フェル博士が挑戦する、博士は死んだアンガス・キャンベルが他殺だと言うことを確
信するわけですが、奇妙なのが自殺ととれる死に方をしてる点で犯人の殺害動機
がないと言うことです。
一体犯人は誰なのかそしてその動機は何なのか考えられることは遺産・保険金目
当てと言うことになるんだけどね・・・今回は不可能犯罪と言うより不可解犯罪という
感じですね、何故こうなったのかというのが面白いです。
思惑どおりに行かなかった結果なのか、今回は序盤からアラン&キャスリン両教授
が自分たちの意見を対立させてけんかばかり始めてます。
物語が進むうちにだんだん良い仲になっていくわけだけど実は作品の中の日数は3
日程度だったりします。
ちょっと安易にくっつきすぎなのでは?と思う無理に恋愛的要素を入れなくても良い
この二人ラスト結婚することになっちゃうわけで結婚してもお互いキャンベルなんだ
から名前が変わらないところが面白い、遠いか近いか知らないけど親戚同士の結
婚となってしまう・・・今回何が面白かったかというとラストの謎解きですね犯人は誰
だと言うところでの演出は面白かった。
意外な人物だったけどむろん偽名で本名が分かりなるほどと思ったそして犯行動
機もわかります。

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