【NOVEL】 召喚状 呼び出し
著:ジョン・グリシャム
出版社:アカデミー出版(初版2004年)
翻訳者: 天馬 龍行
発表年:2002年
原題:The Summons
形態:単行本
文庫:なし
他出版社:なし
ジャンル:ミステリー
シリーズ:ノンシリーズ
【あらすじ】
わたし、法律を教えるエリート大学教授。弟は落ちこぼれの厄介者薬物中毒患者
親父から呼び出され、兄弟で実家に戻ったところ親父はソファの上で死んでいた。
300万ドルもの現金を残して!親父の生涯の収入をはるかに上回る額である、清
貧を貫き聖人君子のような判事だった親父がなぜ途方もない額を残すことができ
たのか・・・
スペンスでもありません、グリシャム作品では珍しい作品じゃないかな、カバーの
帯に書いてあるとおりだれも見られずに3億円見つけたらどうするかという作品で
実家に呼ばれて帰った主人公を待っていたのは主人公を呼び出した本人父親の
死体と遺言状にも記されていない3億円の現金だった。
なんだかんだといいわけつけて自分のものにしようと欲をかいてしまった主人公
親父の顧問弁護士にもないしょで、実の弟にも内緒で手に入れた3億円もの大金
その日のうちに強盗が入ってからドキドキ緊張する毎日をおくる、このお金の正体
は?自分を追いかけるお金を追いかける何者かの存在、欲をかいたばかりに兄弟
の絆などが犠牲になります
はたしてお金の出所は?追いかけるものの正体は?
あっとは驚かなかったけどやはりそうだったのかとうなずけるラストにほどよいペ
ージ数と以外に面白かった。
グリシャム初心者にはちょうど良い作品ですね
遺産は兄弟仲良く分けましょう!そういう作品です。




