【NOVEL】 第三の銃弾 完全版 [著]カーター・ディクスン
【著者】ジョン・ディクスン・カー
【出版社】早川書房(初版2001年)
【翻訳者】田口 俊樹
【発表年】1937年
【原題】The Third Bullet
【形態】文庫
【単行本】- - - - -
【他出版】- - - - -
【ジャンル】ミステリー
【シリーズ】ノン・シリーズ
【あらすじ】
密室で射殺された元判事の死体の傍らには、拳銃を握りしめた青年がたたずんでいた。しかし
被害者を襲った凶弾は青年の銃から発射されたものではなかった…。
オープニングで引き込まれました。
何せ一人の男が殺害され容疑者が拳銃を持ってたたずんでいるわけで現行犯逮捕といえ
あっさり片が付くはずの殺人事件でした
ところが!青年の持った銃からは一発発射されており青年も殺すつもりで撃ったと供述して
います。
なのに壁にもう一発の銃弾が食い込んでいました。
しかもその銃弾こそが青年が発射した銃弾だったのです。
そして花瓶から発見されたもう一丁の銃それはオートマチックでした銃弾の異なるこの銃弾
こそが男を撃ち殺した銃であろうと思われた無実と分かる青年、しかし検死解剖の結果死体
から取り出された銃弾は二丁の拳銃と異なるエアガンのものだった・・・
どういうこっちゃ!しかも警察が踏み込むまでの時間はほんの数十秒室内は撃たれた男と
青年の二人でありそれを除けば密室だった。
一体男が撃ってなければ誰が?その部屋には第三の人物が居たのでしょうか?
いたとして数十秒の間に誰にも見つからずに部屋から消えた方法とは・・・
これは気になって仕方なかったですね、ページ数も230ページと少なかったので一気に読み
ました。




