【NOVEL】いかしたバンドのいる街で [著]スティーヴン・キング
【著者】スティーヴン・キング
【出版社】文芸春愁
【翻訳者】白石 朗
【発表年】1993年
【初版】2006年
【原題】Nightmares & Dreamscapes
【形態】文庫
【他出版】- - - - -
【ジャンル】サスペンス・ホラー
【シリーズ】短編シリーズ
【あらすじ】
自動車旅行中、小さな、美しい街に迷い込んだ一組の夫婦。だが「ロックンロール・ヘヴン」
という名のついたその街はどこかおかしい。なぜ、住民が皆、見たことのあるような人たち
ばかりなのか…?
作品は「ドランのキャデラック」に続く2冊目に当たります。
表題作を含む全6編で構成されていてどの作品も不思議な世界に誘ってくれますよ
印象的なのは表題作と「動く指」「スニーカー」「雨期きたる」ですね
「いかしたバンドのいる街で」はある夫婦が旅行中に道を間違えてしまい引き返すことも
せずに突き進んだ結果ある小さな街にたどり着きます。
ちょうどその夜街でロックバンドの演奏会が開かれるようでしたしかしその街の住民達は
どこかで見たことのある人ばかり、そう住人達は過去に死んだロック歌手の面々でした。
なんと町長兼警察署長はエルビス・プレスリーでした。
タイトルと表紙のイラストは裏腹に結構ゾクッとする話でしたよ、夫婦は町から出られるの
か、街には死んだロック歌手以外の人もいますその人達の正体も分かるのですがなる
ほど街の名前「ロックンロール・ヘヴン」とはよく言ったものですね
「スニーカー」は主人公が職場のトイレに行くといつも同じ個室の隙間からスニーカーが
見えており蠅がたかっているのが見える毎回そこにある、掃除婦達が気がつかないわけ
がない自分だけが見えてるのか?同僚に聞いてみると幽霊話を聞かされるスニーカーの
正体と彼が主人公に訴えたいのはなんだったのか
「雨期きたる」は「いかしたバンド・・」とどうたいぷの作品である若い夫婦がメイン州の
ウィーローの街に立ち寄った時にその街に雨期が来ると言われる・・・しかも一晩だけそ
れは雨期というのか?と首をひねる夫婦達追い打ちをかけるように雨期と言っても雨が
降るわけではなくカエルが・・・ヒキガエルが大量に一晩中降ってくると伝えられる・・・
そんなバカなと取り合わずにモーテルに泊まる夫婦はその晩彼らの忠告を聞かなかった
ことを後悔することに、夜睡眠中「ドカン」という重たいものが落下する音ともに目が覚め
た夫婦が見たものは・・・




