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ねむりねこのゲームと本と映画のお部屋

ねむりねこが大好きなレトロゲームと小説と映画のお話です。
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【NOVEL】 女王蜂  [著]横溝正史

不死蝶
【著者】横溝正史
【出版社】角川書店
【初版】1975年
【形態】文庫
【単行本】- - - - -
【他出版】- - - - -
【シリーズ】金田一耕助
【ジャンル】ミステリー


【あらすじ】
「蝶が死んでも、翌年美しくよみがえるように、いつか帰ってきます」二十三年前、謎の言葉
を残し、突然姿を消した一人の女。当時、鍾乳洞殺人事件の容疑者だった彼女は、成長し
た娘と共に疑いをはらすべく、今、因縁の地に戻ってきた。だが、その彼女の眼の前で、再
び忌わしい殺人が起きた! 被害者の胸には、あの時と同じく、剣のように鋭い鍾乳石が
……。迷路のように入り組んだ鍾乳洞で、続発する殺人事件の謎を追って、金田一耕助の
名推理が冴える!

表題作の長編と短編の『人面瘡』が収録されています。

『不死蝶』
ブラジルの大富豪の養女になったマリが母親とともに村に帰国しました。それとともに村の
権力者2組の家の間にあった23年目の事件が蘇り再び殺人事件が・・・
金田一耕助は23年前の事件の調査を依頼されやってきて事件に巻き込まれるという
ないようです。
鍾乳洞が殺人の部隊となり雰囲気が『八墓村』によくにています。
マリのお母さん君江は23年前の事件で重要人物で底なしの井戸に飛び降りて自殺した
ことになっていた女性と似ているということでしたが彼女はいっこうに人前に出てきません
次第に巣窟内や教会の鐘つき場など遠目にしか姿を見せるようになりますが、そこに
君江は本当に存在するのかという疑問が・・・果たして事件の真相は23年前の事件の
真相は?

『人面瘡』
金田一シリーズもずいぶんと読んできましたが橫溝さんは夢遊病がお好きなようですね
事件関係者に夢遊病者が登場することが非常に多いです。
当時はそういう人が多かったのかしら?
また登場人物の名前がかぶることも多く特にこの作品と不死蝶の登場人物もかぶって
る方もおり他作品ので使われてる名前の重要人物も登場し続けてこのシリーズを読んで
いると混乱します(^^;
この作品では重要人物のヒロインが夢遊病者で自分が妹と彼氏を過去に殺していると思
い込んでいます。
彼女が勤める旅館の女将にたいそう気に入られかわいがられていた彼女ですが
彼女の妹が現れ一緒に働くことになりますが妹は殺されてしまいます
その調査を訪れていた磯川警部と金田一耕助が捜査します
意外な結果に意外な犯人・・・ヒロインに出来た人面瘡の真実など短い中でうまくまとめ
られていました。



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