『タイタニックを引き揚げろ』 著:クライブ・カッスラー
4000メートルの海底に眠る超豪華客船『タイタニック』号の船艙内に敵国の
ミサイル攻撃を瞬時にして叩き潰す防衛網の完成に不可欠な元素ビザニ
ウムの鉱石があることを嗅ぎつけたダーク・ピットは46000トンの巨船引揚げ
を決意した。続出する事故と殺人、大ハリケーンの襲来……。
でも残念なことにタイタニックを引き揚げるのは案外あっさり引き揚げちゃうの
でがっかりでした。
ピットがタイタニックを引き揚げるのに悪戦苦闘する姿を描いてほしかったん
ですけどね残念です。
結局は引き揚げる前のちょっとしたサブストーリーと引き揚げ後にビザニウム
鉱石を横取りしようとロシアの工作員が介入してくるぐらいでした。
あまり物語的には魅力がなかったですね、何せタイタニックがすぐに上がっち
ゃうから、そっちがメインだと思うのだけど・・・
ピットは相変わらずです。まるで最初から答えを知っているかのような振る舞
いには流石に飽きました。
ちょっと全作品の中ではおとなしめと言える作品じゃないかな?と思うのだけど
今回は敵の存在が薄くてどちらかというとビザニウムに取り憑かれているシー
グラムという学者がむかつく感じですね、かなりいけ好かないです。
その奥さんも男にだらしがないのでヒロイン扱いされてたけどなんだかな~と
いう感じでした。
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