【MOVIE】 永遠のこどもたち
【制作年】2007年
【鑑賞】DVD
【制作国】スペイン / メキシコ
【上映時間】108分
【原題】EL ORFANATO
【配給】ユニバーサル
【原作】- - - - -
【監督】J・A・バヨナ
【出演】ベレン・ルエダ / フェルナンド・カヨ / ロジェール・プリンセプ / マベル・リベラ
ジェラルディン・チャップリン / モンセラート・カルーヤ
【あらすじ】
閉鎖された孤児院を再建するため、夫と幼い息子・シモンと共に孤児院に移り住む
ラウラだが、ある日シモンの姿が忽然と消えてしまう。

この作品は子を持つ親にとっていたたまれない作品ですね・・・ラストは悲しくなりま
した。
ラウラが育った孤児院を買い取り再見させようという思いはすばらしいですし
それ自体は諮問の失踪とは関係ありませんでした。
親の不注意・・・これにつきる事故です・・・一緒に育った孤児達が自分が里親が出
来て出て行った後一人の職員に子供達が殺されていたという事実とその子供達が
自分たちを見付けてほしいと彼女の元に現れ心霊現象をおこし、シモンを使って
遠回しにメッセージを送ります
その行為が結果シモン発見を遅らせた感じですね、彼らのおかげでシモンを発見し
た部分もありますが、孤児達の霊とシモン失踪は実は別問題だったという事実と
シモン失踪が自分の不注意によるものだったという事実がラウラを追い詰めちゃい
ます。
謎の老婆ベニグマが交通事故で死んだことで孤児達の死の原因は解決するので
すが、たとえ彼女が死ななかったとしてもシモンの失踪は関係がないので解決はし
ていないんですよね・・・
シモンのわがままのタイミングの悪さ、あのときトマスの部屋に着いていったなら
隠し部屋の入り口を知らずに塞いでしまわなければ、その後音を鳴らすことで
存在をアピールしていたのにもっとよく調べていれば・・・そういった事が積み重なり
トマスの隠し部屋の存在を思いつくのが遅れ気がついたときには9ヶ月たっていた
序盤は子を思う母親の暴走気味な行為にちょっと引きかけました
あくまでも冷静であり暴走するラウラを支えていたカルロスの存在もよかったです
最初は自分の子供がいなくなったのに冷静すぎると思いましたが
二人であの調子だったら目も当てられなかったと思う・・・彼が冷静でそばについ
ていたから良かったと今は思います。
最後は流石に家を出ようとラウラを説得しましたが、ラウラもちょっと考えさせて
と一日一人になりたいと家に残ってラストに繋がるので一日自分が離れた結果
彼は奥さんと子供両方失ってしまったわけですね、カルロスもまた自分が着いて
いたらという後悔が、しかしあのラストでカルロスが見たのは?カルロスの笑顔
の意味するものとは?
よく練られた脚本と伏線が秀逸の作品でした。


ブログランキングに協力してくださるとうれしいです。この記事が気に入ってください
ましたらポチッとお願いしますね


