【MOVIE】 ダウト ~あるカトリック学校で~
【制作年】2008年
【鑑賞】DVD
【制作国】アメリカ
【上映時間】105分
【原題】DOUBT
【配給】ウォルトディズニー
【原作】- - - - -
【監督】ジョン・パトリック・シャンリー
【出演】メリル・ストリープ / フィリップ・シーモア・ホフマン / エイミー・アダムス
ヴィオラ・デイヴィス / アリス・ドラモンド / オードリー・ニーナン
【あらすじ】
1964年、ブロンクスのカトリック系教会学校。校長でシスターのアロイシス(メリル
ストリープ)は、厳格な人物で生徒に恐れられていた。ある日、人望のあるフリン
神父(フィリップ・シーモア・ホフマン)が一人の黒人の男子生徒に特別な感情を
持っているのではないかと疑念を抱くが……。

舞台は1964年のカトリック教会学校で偏見かもしれませんがというより偏見ですけ
ど神父が男色家で男の子に手を出すというイメージがあります。
サスペンス作品ではよくある設定ですがこの作品はまさにそれで人望があり子供
たちにも人気のある神父フリン神父にメリル・ストリープ演じる校長のアロイシスが
疑いをかけ彼を学校から追い出そうとするお話です。
なんといってもフリン神父演じるフィリップ・シーモア・ホフマンさんはアカデミー俳優
ですし両アカデミー俳優の演技が見物といえる作品です。
この作品を見るとフィリップさんの早すぎる死が残念でなりません

学校初めての黒人生徒に校長はじめ先生方は腫れ物を触るかのような対応をし
ます。
しかし一人しかいない黒人ということもありやはり生徒からは、また家庭環境に問題
もあります。
そんな彼にフリン神父は気にかけよくしていますが・・・確かに彼に対する対応を
見るとこれは黒かなと思われても仕方がない部分も見えてきます。
またそういうところに限って見られているという・・・そして校長先生がまためちゃくち
ゃで完全にフリン神父が嫌いなだけで追い出そうとしてるようにしか見えません
はっきり言えば証拠も確証もないのに決めつけていきます

開き直って証拠や確証は必要ないまでいっちゃいます
あなたが手を出しているに決まっている素直に出て行きなさいと、立場的には神父
の方が上司になるようです。
しかしお構いなしですね、思い込み決めつけで追い込もうとしますが神父もあきれ
ますが黒人の少年のお母さんもあきれていました
どんどん神父を追い込みますがまず証拠も証言も何もない状況なので神父はうろ
たえる必要がないのですが最終的に逃げちゃ出しちゃうのでそれはOUTでしょう
って・・・彼女は全部はったりだったのにそれでははったりが事実だったことを認め
てしまってます。
ここはやはり黒人少年に対して何もなかったとしても前歴があるというはったりに
引っかかってしまったといえますね、要するにそういう趣味趣向で実際そういうこ
ともしていたがために全く根拠も証拠もない校長の追い込みに屈したわけですね
最後新米シスターに私は疑ってしまうのと泣き崩れてましたが・・・実際当たっちゃっ
たから・・・
その純真な新米シスターをエイミー・アダムスさんが演じていました。
修道女の衣装がかわいらしかったです。しかしあまりの世間知らずぶりにこの子
家に閉じ込められて育ったの?って感じでちょっと大げさなキャラ設定だなって
思いました。
多少うざかったです(^^;

しかし校長が黒人生徒のお母さんを巻き込もうと呼び出して神父のことを話してい
るときにどうやら黒人少年もそっちのけがあることをいっていました
確かに神父を見る目が違ってましたしそのへんは私もぴんときました。
だから問題ないとお母さんはいってますが・・・そういう問題ではないと思うのだけ
ど、夫の暴力もありあきらめに入っているお母さんもちょっとすごかったです。
