【MOVIE】 チリ33人 希望の軌跡
【制作年】2015年
【鑑賞】DVD
【制作国】アメリカ・チリ
【上映時間】127分
【原題】THE 33
【配給】ワーナー・ブラザーズ
【原作】- - - - -
【監督】パトリシア・リゲン
【出演】アントニオ・バンデラス / ルー・ダイアモンド・フィリップス / ガブリエル・バーン
ボブ・ガントン / ロドリゴ・サントロ / マリオ・カサス / アドリアナ・バラーサ
【あらすじ】
2010年8月5日、チリ。100年以上にわたって続いてきたサンホセ鉱山で、大規
模な事故が発生する。食料と水の備蓄が3日分しかなかったことから、マリオ
(アントニオ・バンデラス)をはじめとする生き埋めになった33人の作業員が生
存している可能性は低いと思われていたが、事故から2週間以上のちに彼ら
の無事が判明。やがてゴルボルン鉱山大臣(ロドリゴ・サントロ)の指揮のもと
で国際的救助チームが編成され、大規模なレスキュー作戦が進められていく
。一方、地上から隔絶されてしまった彼らには、さまざまな問題が生じ……。

2010年に実際にチリで起こったサンホセ鉱山の落盤事故を題材にした作品です
世界中でも話題になったこの事故は33人の作業員の方が生き埋めになり救助さ
れましたね、日本のメディアも現地取材しており日本でも連日状況が知らされて
いました。
映画化に関しては救出作業中のあいだに各国の映画会社から交渉が来ていた
というのは当時でも有名でしたよね、結局この作品はアメリカ制作です。
チリ人ではないバンデラスさんがリーダーのマリオ役ですしおもいっきりアメリカ
人のボブ・ガントンさんがチリの大統領役ですし救出チームの現場監督は
ガブリエル・バーンさんですし・・・・その辺の違和感は半端ないです。
内容的には社会派のほうには持って行かずに作業員達の心理状況など外で見
守る人たちのことを描いています。

大統領が政治利用しようとして顰蹙を買ったことなどは描かれていません
個人的には作業員の現場監督役でルー・ダイヤモンド・フィリップさんが出演され
ていたのがうれしかったですね、近年は大きな映画には出演されていなかったの
で、デビュー作の『ラ・バンバ』や『ヤングガン』で彼のファンになったものです。
映画は綺麗にまとめられており生き埋めの作業員達の確執などけんか失望感
という部分がないので全体的に物足りなさを感じました。

実際の事故では日本も協力しており映画の中でも出ましたが宇宙食は日本企業
から無償ですし日本からの救援物資が一番多かったそうで現地メディアでも
取り上げられていたそうですよ、たまたまかもしれませんが救出後の感謝の言葉
は日本が最初だったそうです。
掘削機への出資にも日本の企業が関わっていたそうですし実際この事故に
ずいぶんと日本は関わっていたようです。
あまり表には出ていませんが、映画では最後にさらっと紹介されていましたが
実際は事故後の鉱山の管理会社の対応はかなり酷かったようです
責任逃れと被災した作業員達にお金を払いたくないという感じが凄く嫌な感じで
すね

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