【QD弾頭を回収せよ】 著:クライブ・カッスラー
地球に終末をもたらすQD微生物の入った弾頭2発が、アフリカ革命軍団の手に
渡った! そしてワシントンが砲撃の的に狙われている
QDはクイック・デスを略したもので5分で人を死に至らしめなおかつその土地
に何世紀もの間消えることなく存在し続ける究極の細菌兵器をアメリカが開発
しそれを運搬中に飛行機が墜落してしまい必死の捜索にもかかわらず何十年
も見つからなかった
その飛行機の残骸がある湖で見つかってしまう・・・この作品はアフリカの革命
テロ組織とそれを駆逐するための野バラ作戦そしてピットたちの弾頭捜索が
別々に描かれ最終的には一つの事件となると言う構成になっています。
構成がすばらしく何の違和感もなく最後に一つの事件となったのはカッスラー
さんの腕でしょうね、ピットのどが過ぎるほどの推理力と映画並みの行動力
と不死身ぶりと『幸運』もこの頃から健在で女性に対する物の見方と人に対
する優しさもこの頃から健在です。
この作品では婦人下院議員のローレンが登場しピットとのなれそめも語られ
ています。
革命軍を駆逐するための野バラ作戦の正体は?QD弾頭を無事回収し抹消
できるのか、後半は驚きの連続です。
小説ならではの『無茶』ぶりを描いてますよ~
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