【ブルー・ヘヴン】 著:C・J・ボックス
アイダホ州北部の小さな町。12歳のアニーと弟のウィリアムは森で殺人事件を目撃
してしまう。犯人はロサンジェルス市警の元警官四人で、保安官への協力を装い
二人の口封じを画策する。途方に暮れた姉弟が逃げ込んだ先は、人手に渡る寸前
の寂れた牧場だった。老牧場主のジェスは幼い二人を匿い、官憲を味方につけた
犯人一味との対決を決意するが……
にかくまわれるというお話です。
殺人者はニューヨークの元警官たちで殺されたのは仲間割れをした結果でした。
姉弟が行方不明ということで元警官という立場を利用して捜索隊の指揮をとる彼らの
おかげで町に戻れなくなった姉弟を老牧場主のジェスが救います。
しっかり者の姉が幼い弟を賢明に誘導する姿と警官が殺人者だったことを知り誰も
信じられなくなった彼女の心を解きほぐそうとする主人公と子供たちと老人の交流も
描いています。
自身の息子は精神を病んでしまい同じ元警官たちのおかげで刑務所に入れられて
しまったことを知り少女の言葉を信じた主人公それからは積極的に状況を打開すべ
く行動に出ますが所詮は素人ということであっけなく犯人に見抜かれてしまいます。
彼自身も町の住人を巻き込みたくないという思いと彼らの言いなりの情けない当てに
ならない保安官のまえに孤軍奮闘が続いてしまいます
すごくおもしろかったのだけど結局最後は犯人たちとの撃ち合いに発展してまうという
ふつうのサスペンス作品てきな展開になってしまったのが残念です。
ラストはちょっと悲しかった・・・姉弟たちも悲しんでいるでしょう
ブログ村に登録しましたもしよろしければクリックしてくださるとうれしいです。


