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ねむりねこのゲームと本と映画のお部屋

ねむりねこが大好きなレトロゲームと小説と映画のお話です。
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【MOVIE】 屍憶 -SHIOKU-

屍憶
【制作年】2015年
【鑑賞】DVD
【制作国】台湾 / 日本
【上映時間】92分
【原題】屍憶
【配給】アクセスエー
【原作】- - - - -
【監督】リンゴ・シエ
【出演】クリス・ウー / ニッキー・シェ / 田中千絵 / ヴェラ・イェン / アンドリュー・チェン
     池端レイナ / ジャン・チンシャー


【あらすじ】
TVプロデューサーのハウは仕事も順調で、美しい恋人イーハンとの結婚も控え
ていた。彼は視聴者の関心を引く番組を試み、‘冥婚’といわれる死者との婚儀
の風習を取材していた。そんなある日、ハウは公園をジョギング中に奇妙な赤
い封筒を拾う・・。その後、夜中に悪夢にうなされるようになり、番組で知りあっ
た霊媒師に相談する。霊媒師はハウが何者かに憑りつかれていることを感じ
彼の前世を追跡する事を薦める…。

この作品は台湾と日本の合作ホラー作品で基本的に台湾映画になります
プロデューサーを務めるのは『呪怨』『リング』の一瀬隆重さんになります。
日本人俳優としては田中千絵さんと池端レイナさんが出演されてますね
冥婚を題材にしておりTVプロデューサのハウがジョギング中に赤い封筒を拾って
しまいます。
奇しくもTV番組で冥婚を取材していたにもかかわらず不注意ですよね
ちなみにこの取材のアナウンサー役の女性が池端レイナさんでした。メイン
キャラではないのですが日本人の女優さんが起用されているのはうれしいです
よね、田中千絵さんも台湾で主に活躍されている女優さんで以前NHKの探検
バクモンに出演されていて爆笑問題の二人をエスコートしておりました。
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そのときに田中さんがあちらでどれだけ人気がある女優さんなのか知りました
赤い封筒を拾ったとの取材で協力してくれていた霊能者の女性から何か奇妙な
ことは起こっていないかと指摘されましたがそのときはまだ何事も起こっていま
せんでした。
またハウのストーリーとは別に女子高生?のインインのストーリーも挿入されて
いきます。
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急に霊が見えるようになりうろたえ恐怖するインイン学校で親友の飼っている犬
が顔半分なくして親友のそばに立っていたり、直後電話がかかりいぬが交通事
故で死んだとしった親友は先に帰ってしまいます。
曰く付きのプールで水泳の授業では怖い話の通り同級生が溺れ始め助けにいく
とプールで死んだとされる女子高生が足をつかんでいました。
学校だけではなく家に帰っても女性の霊が現れインインを苦しめていきます。
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一見何の関係のなさそうな二つの心霊現象は最後に一つにまとまり伏線を回収
しすべての真相が明らかになりますよ
ヒントは学校から帰宅した際にマンションの向かいの人のドアの前に佇む
女性の霊です。
ハウは悪夢にうなされその夢の中で自分がしたいと結婚させられそうになったり
ますがそれが冥婚でした。
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この作品は怖いと言うより切ない感じでそれではホラー映画としてはと言うことで
しょうインインの前に現れる女性の霊の登場の仕方等を呪怨みたいに演出して
います。
実際は自分が見えると知った向かいの女性の霊がインインに訴えたいことがあっ
ただけなのですが・・・
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また怖くない理由としてはハウ役のクリス・ウーさんがイケメンで冥婚した女性の
霊のニッキー・シエさんがとても美人なので彼女の本当の姿のときもお顔立ちが
整っているので特殊メイクされてもどこか綺麗なんですよね
また婚約者のイーハンを演じた田中千絵さんもおきれいなかたですし、インイン
ちゃんを演じたヴェラ・イエンちゃんもかわいらしいの美男美女でキャスティング
されていてとても絵的に綺麗なんですよね、もちろん女性の霊やホラー的な
映像もありますけど全体的に綺麗だなって感じました
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【ここからネタバレご注意を】
まずは冥婚についてAmazonさんのDVDの紹介に掲載されていたものを参照
させていただきます

台湾や東アジアの一部で残る風習。現世に未練のある、若くして亡くなった
者への弔い、慰めの儀式。紅包と呼ばれる赤い封筒が冥婚に使われる。
本来紅包は現地でご祝儀のやり取りや餞別を入れて感謝を伝える用途で
使われるものであるが、この風習の場合その意味合いは異なる。
女性が未婚のまま亡くなると、道端に遺族が紅包を置く。通行人がそれを
拾うとそれを監視していた遺族が出てきて、死者との結婚を強要される。
そのため、安易に赤い封筒を拾うことは大変危険であるとされる。封筒に
は現金や遺髪、死者の生前の写真などが入っている


東南アジア等に旅行に行った際は安易に赤い封筒は拾わないようにしましょう
しかしここで気になるのは同性の人が拾ったら?
親族の方は慌てて追いかけて返してもらってまた置き直すのかしら?
だって中身を考えると取り戻さないと大切な遺品ですし・・・
映画の最後では中国・台湾・日本でもこの風習は残っている地域があると
書いてました。
日本でも赤い封筒は拾わないようにしないといけませんよ~

さてこの冥婚でハウは赤紙を拾ってしまいました。しかし親族が現れる訳ではな
く代わりに心霊現象が起き始めます。目覚めると胸に爪でひっかいた傷跡があ
ったり・・・この謎は最後に判明しますが彼が経験した現象は実は心霊現象では
なかったわけで、インインが勇気を出して泣いている女性の霊を触ったときに
彼女はすべての真相を幽霊を通して知ってしまいます。
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そう女性の霊彼女こそが本当のハウの許嫁のイーハンだったのです。
ではオープニングから彼女の許嫁として同棲していたイーハンは何者?
赤い封筒を拾っても親族が現れなかった理由はここですね、彼女は大変古い
霊で親族が生きていないからこの赤い封筒がジョギングコースに意味深におい
てあったのは彼女の行いだったということでしょうね、彼女こそがハウの前世
で冥婚したあいて病気で顔が崩れて自殺した女性だったわけですね
いつから入れ替わっていたのか入れ替わったわけではなくハウが女性の霊に
すり込まれていたわけで本物のイーハンは操られたハウの手にかかってしまっ
たわけでした。
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しかしなぜ今なのか・・・前世のハウが冥婚を執り行った年齢まで待ったのか
恋人ができて結婚することになったからなのかその辺のタイミングについても
描いてほしかったところです
インインがイーハンの霊を霊視して向かいの家に行ってイーハンの死体を
見つけたのです。
携帯をテーブルの下でハウが見つけたあの朝に起こった凶行でした。
もちろん本物イーハンを演じたのは田中千絵さんでいわば偽物のイーハン
を演じていたのがニッキー・シエさんになります。
ハウが昔冥婚の現場になった場所で一枚の写真を見つけ真相に気がつい
てしまうわけですね
結局この作品はインイン以外は幸せになれない結末でした。
ハウは冥婚から救出はされましたが許嫁殺しの犯人として裁かれることに
なるでしょうね、インインがすべての事情を知っていますがおそらく彼女の
証言は無駄でしょうね~
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