【MOVIE】 本能寺ホテル
【制作年】2017年
【鑑賞】DVD
【制作国】日本
【上映時間】120分
【配給】フジテレビ
【原作】- - - - -
【監督】鈴木雅之
【出演】綾瀬はるか / 堤真一 / 濱田岳 / 平山浩行 / 田口浩正 / 高嶋政宏
近藤正臣 / 風間杜夫
【あらすじ】
倉本繭子(綾瀬はるか)は、会社の倒産を機に恋人の吉岡恭一(平山浩行)にプロ
ポーズされ、恭一の両親の住む京都へ向かう。京都に着いた繭子は、路地裏にあ
る“本能寺ホテル”に導かれ、気が付けば1582年の本能寺にいた。繭子は現代と
1582年を行き来しながら、織田信長(堤真一)や森蘭丸(濱田岳)と交流を果たす。
その日は信長が暗殺された本能寺の変の前日だった。
基本的にコメディ要素が強いですね、美少年と言われた森蘭丸が濱田岳さん
というのはそれ自体ギャグ?
某CMのせいで金太郎のイメージしかないですW
堤真一さんの織田信長はなるほどという感じであってるかんじですね
物語は何の因果か主人公繭子が本能寺ホテルのエレベーターにのったら本能寺
の変の前夜の本能寺に着いちゃうと言う、そこで森蘭丸出会い信長と出会い
親しくなるにつれ信長を歴史を買えてでも生かしたいと思うようになり・・・

という内容ですね、本能寺ホテルの信長由来のオルゴールが鳴りエレベーターに
乗りかりんとうを食べるとタイムスリップするというトンでも設定、それと分かってい
ないのに3度ほど同じタイミングでかりんとうを食べてタイムスリップとか・・・
元の世界に戻るのはどんな場所に居てもホテルのカウンターベルが鳴るとエレベ
ーターに戻っているという人任せな設定・・・かなり無理のある設定ですね
基本突っ込みどころしか無いわけで、オープニングで信長の死体は見つかってい
ないという説明で最後は信長をこちらの時代に連れ帰り助ける的なことを創造しま
したが・・・
設定自体は面白いと思うのですがどうにも内容的に物足りないというか・・・
結局主人公の成長物がりで終わっているのが残念、現代パートでは恋人の
両親と会うために京都にやってきており自分の意思を持たずに誰かの指示に従う
だけの生き方、漠然と入った会社が倒産してしまい次に何をするかも決められず
自分が何をしたいのかも見いだせないという主人公が現代は彼氏の父親の
生き方に感化され本能寺では信長の実直な生き方に魅了され信長と彼氏の父親
の言葉に次第に自分を見つめ直していくという感じです

信長も繭子と接することで昔を思い出し自分の目的を再確認するわけですね
最初にやってきたとき逃げる際に落とした一枚のパンフレットが信長をかえます
印象に残ったのは終盤光秀の謀反を教えて現代に戻りこれで歴史が変わったと思
ったのに現代は変わらずそして歴史どおり信長は死んでいることをしり本能寺に
戻るシーン、信長に会った繭子は率直になぜ逃げなかったのかを問うのでした
その前に蘭丸に話していたこの世が皆笑って暮らせる世になるのであれば
誰が天下統一しても良いというのです。
彼が事前に謀反を知っていながらそれを受け入れた理由がまさにあのパンフレット
だった。
未来人の繭子と出会いあのパンフレットが未来だとしったパンフレットの若者達は
皆楽しそうに笑っている、このまま歴史通りならこの時代が訪れることを知った
信長は自分が本能寺で死ぬことでこの時代が来ることを悟り運命を受け入れたの
です。

繭子はなぜ信長が運命を受け入れたのか疑問に持ったままでしたが・・・
一番印象に残りジーンときたのは信長が自分の決意を語ったシーンですね
そして信長が未来を託したのは勝家では無くヒデヨシだったというわけです
秀吉の伝説的な大返しの解釈はこの映画ではそうなっています。
信長が事前に光秀が謀反を超すと知らせていたからでした。
信長の最期を見取り現代に戻った繭子はもう何をすればいいかわからない繭子で
はなく自分がやりたいことを見つけていたのでした。

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