ねむりねこのゲームと本と映画のお部屋

【著者】東野圭吾
【出版社】集英社
【初版】2017年
【形態】単行本
【文庫】- - - - -
【他出版】- - - - -
【シリーズ】マスカレードシリーズ
【ジャンル】ミステリー

『マスカレードホテル』の続編になります。再びコルテシア東京で事件が起こると
いう密告状が届き再び前作と同じ潜入捜査が開始されるという内容です。
基本的には前作と同じですが今回は尚美さんはコンセルジュに昇進しています
前回の事件では新田刑事の補佐と教育を担当していましたが今回は新キャラの
フロントクラークが補佐を担当します。
これがまた今回の戦友捜査をかたくなに否定する頭は固いが優秀なフロントク
ラークです
しかし今回も彼の技量でホテルに来るお客さんの事情に合わせた接客のノウハ
ウに感心しています。
ネオルーム練馬で起こった女性の他殺事件の犯人がこのホテルで行われる
年末のカウントダウン仮装パーティーに姿を現すという密告状が届くわけですね
犯人の目的と密告者の目的がわからない状況の中密告者がただの密告者では
ないということだけは理解します。
やはり前回同様様々なお客様が現れ今度はコンセルジュの尚美さんが無理難
題に奮闘する姿と事件を追う警察達そして様々なアイデアで難題をクリアしてい
く尚美を見て感心する新田刑事が描かれています。
それにしてもいろいろな人がホテルを利用しますね、おそらく都心部の有名ホテ
ルとかこんな感じなのだろうかって思っちゃうよね
私たちもホテルを利用する際はホテルスタッフに感謝しないと、その反面あまり
不倫のために利用するなど不適切なり世をしている方々はこの作品を読むと
かなり恐いんじゃないですか、彼ら人を見るプロからはバレバレですよ
それと分かっていて自然に振る舞ってくれているんんですよって
犯人に関してはすぐにぴんときました。
ハスキーボイスという時点であ～この人違うなって思ったしだとすればフリを続
ける意味合いも数パターンしか無いわけで登場人物は多いけどここまで特殊な
のはあの人しかいないわけですから、まあ犯人はすぐにピントきましたが
それ以外は難しかっったです
最後の犯人の告白で全部わかりましたが・・・今回はちょっと飾りすぎたかな
って気がします。
結局は最後まで気になって一気に読んじゃったけど個人的には前作の方が
楽しめました。
ラストでは新田刑事ともちょっとだけ進展した尚美さんは3ヶ月後にアメリカ支店
へ移動します。
次回作はアメリカが舞台なのかそれともシリーズは終わりなのか気になるところ
です

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