【NOVEL】 のぞきめ [著] 三津田信三
【著者】三津田信三
【出版社】角川書店
【初版】2015年
【形態】文庫
【単行本】2013年
【他出版】- - - - -
【シリーズ】ノンシリーズ
【ジャンル】ホラー
【あらすじ】
辺鄙な貸別荘地を訪れた成留たち。謎の巡礼母娘に導かれるように彼らは禁じら
れた廃村に紛れ込み、恐るべき怪異に見舞われる。民俗学者・四十澤が昭和初
期に残したノートから、そこは“弔い村”の異名をもち“のぞきめ”という憑き物の伝
承が残る、呪われた村だったことが明らかとなる。作家の「僕」が知った2つの怪異
譚。その衝撃の関連と真相とは!?何かに覗かれている―そんな気がする時は、必
ず一旦本書を閉じてください。
読みました。
先にダメダメだった映画版を見ていたのでより面白かったわけですが基本的に
映画版と原作は内容が全く違っていてビックリです。
それで良かったのか原作者!
って感じでしたが原作の方は2部構成になっています。
1部では現在で大学生男女4人が田舎の貸別荘の管理アルバイトを始めます
管理人の夫婦から決して裏山に入らないようにと言われ執拗に諭されます
そうなってくるとみたくなるのが人情というものでシーズン中は忙しくてそれどこ
ろではなかったけどシーズンも終わりに近づき暇な時間が増えたところで
一人の女性が巡礼の親子に出会い入ってはいけない山へ、戻ってきた彼女は
そこでの話をし水が美味しいとかいろいろ話して聞かせ今度管理人に内緒で行
ってみようと言う話に・・・そしてその地に行ってしまったことでのぞきめに憑かれ
てしまい・・・という内容で
2部目はその話を聞いた作者・・・三津田信三のことですね、彼が語り手となり
彼が知り合った作家かから覗き目について記した研究者四十澤の日記を
引き継ぎノートを読んでしまいます
以降は日記の物語四十澤が主人公となり彼がまだ廃村になる前の例の村に
赴いた際の出来事を語られるという内容です。
2部目で巡礼の親子とその村で何が行われていたのか判明します
2部になるとわざと当時の漢字を使ったり言い回しがあったりとにかく読みにくい
感じですが1部より面白かったです。
こうした民間伝承を題材にした作品は結構好みなので三津田さんの作品は
とりわけ好きな作品が多い気がします。
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