【MOVIE】 敬愛なるベートーヴェン
【制作年】2006年
【鑑賞】DVD
【制作国】アメリカ
【上映時間】104分
【原題】COPYING BEETHOVEN
【配給】東北新社
【原作】- - - - -
【監督】アニエスカ・ホランド
【出演】エド・ハリス / ダイアン・クルーガー / マシュー・グード / ジョー・アンダーソン
ビル・スチュワート / ニコラス・ジョーンズ / フィリーダ・ロウ
【あらすじ】
音楽学校に通う学生アンナ(ダイアン・クルーガー)は、作曲家ベートーヴェン
(エド・ハリス)が楽譜を清書するコピストを務めることになった。ベートーヴェン
を尊敬するアンナは彼の粗暴な振る舞いに驚くが、一方のベートーヴェンは
アンナが優れた才能の持ち主であることを見抜き、徐々に彼女に信頼を置く
ようになっていく。
いる肖像画のなかでもとてもわかりやすいあの方が耳を悪くしてから「交響曲第九
番ニ短調」を完成させた秘話を架空の女性を交えて描く作品です。
とにかく感動しました。
この作品の見所は「交響曲第九番ニ短調」の初演のシーンです。
本来なら初演でベートーヴェンは指揮していないらしいのですが・・・とにかくこの
シーンは圧巻でした。
耳の聞こえないベートーヴェンはアンナの助力で(カンニング)で指揮を成功させま
すがアンナの教える姿が美しくまた実際に最後まで演奏される「交響曲第九番ニ
短調」がとても美しく素晴らしいんです。
このシーンは胸一杯でした。

シーン終了後はベートーヴェンと同じく自分も達成感を感じ取れた気がします。
不遜な甥もそのシーンを袖で見ていて感極まって泣いていたのも印象的です。
彼がその後真っ当になったのかどう生きたのかも気になるところです。
序盤で早いうちにアンナの実力を認めるのが演出的に早すぎるかな?と思った
けど詳しく描いてしまう2時間超えちゃうのでちょうど良かったのかもその後アンナ
が恋人の建築士が出品した橋の模型を見に行ったシーンではアンナを追って
ベートーヴェンもやって来ましたが、恋人の橋を壊すシーンは面白い演出だ
と思った。
彼の橋には心がこもっていない、そういって壊すシーンは胸がすっとしたよ、私も
あの橋を一目見てこれはだめだなとすぐに感じた。
凄い無機質なんですよ何も伝わってこない、ふと見るとアンナも困った顔してまし
た。

あ~彼女も同じように感じたなと思った矢先にベートーヴェン登場だもんね、あの
シーンはベートーヴェンの嫉妬?ととらえられそうだけど確かに嫉妬もあったと思
う、でも大半は才能ある彼女が才能のかけらもない男と一緒にいうることが気に
入らなかったんじゃないかと思うあの橋の模型がベートーヴェンを唸らされるだけ
のものであれば違ったんじゃないかと思うんだよね、アンナは彼を芸術家だと称し
ていたわけだしあの橋を見た彼が激情に駆られるのも無理はないと思う、だから
アンナは自分のような才能のある男のもとにこそふさわしいと思っていたのか・・・
思ってたかもね(^^;でもそれは恋愛感情としてなのか?違う気がするな~自分を
継げるのは彼女だけだという師弟としての愛情ではないかとふと思いました。

それにしてもエド・ハリスのベートーヴェンは素晴らしかったな、ベートーヴェンだと
思ったもの性格付けは歴史に残った文献とうで解釈してるんだろうけど、アンナを
演じていたダイアン・クルーガーさんも凄い綺麗な方で細身だけどスタイルがよ
いので当時のドレスを着るととても映えました。
アンナが作曲した曲ってどれも聞いたことがある・・・また「交響曲第九番ニ短調」
公演後作曲した「大フーガ」はみんな次々とたって部屋を出たけど私は素晴ら
しい曲だと思ったので私の耳が感性がおかしいのかと思ったらエンドロールで
「大フーガ」は後世の作曲家達に大きな影響を与えたとあったので安心しました(^^;
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