ねむりねこのゲームと本と映画のお部屋

ねむりねこが大好きなレトロゲームと小説と映画のお話です。
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【NOVEL】 人間じゃない [著] 綾辻行人

人間じゃない
【著者】綾辻行人
【出版社】講談社
【初版】2017年
【形態】単行本
【文庫】- - - - -
【他出版】- - - - -
【シリーズ】ノンシリーズ
【ジャンル】ミステリー・ホラー


【あらすじ】
異形の宝石箱あけてみませんか?単行本未収録の短編・中編がこの一冊に!!

綾辻さんデビュー作から30周年ということでそれまで未収録だった短編を集めた
短編集となっています。
後日談から姉妹作品と幅広くミステリーからホラーにコメディと幅広いです。
収録作品は5作品となっていますよ、元となる作品で読んだことがあるのは
『人形館の殺人』『深泥丘奇譚』の2作品だけだったりしますが内容的に元の
作品知らなくても問題なかったです。

◇ 赤マント
この作品は完全に好みでしたね、また赤マントの都市伝説はかなり昔からあるもの
でそもそも戦争に負けて外国の方が日本にやってくるようになってからの偉人に対
する恐怖から生まれたものだと聞いたことがありトイレの都市伝説ではなかったで

この辺はゲームの女神転生シリーズにも赤マントが登場し悪魔商会でも触れられ
ていました。
確かに各地方や年代によりマントだったり袢纏だったりちゃんちゃんこだったりしま
すが基本的なことは着せられる物が違うだけで同じですね、今回はその年伝説が
流行した当時のお話でその都心伝説を利用したお話になっています。
この作品は『人形館の殺人』の後日譚だそうです。
事件そのものとは関係していません

◇ 崩壊の前日
この作品は『眼球奇譚』に収録されていた『バースデー・プレゼント』の姉妹編だそう
ですがこれは精神崩壊していくリピート型のないようで正直嫌いなタイプの作品で
全然楽しめませんでした。
ただ不愉快な作品でおそらくそういう作品なんだと思う

◇ 洗礼
結局は内輪ネタになってましたが短編なのにしっかり犯人当てになっていて面白
かったです。
洗礼というタイトルがちょっと紛らわしいですが基本的に軽いコメディなのりの
犯人当てミステリーになってますよ、一応『どんどん橋、落ちた』の番外編だそうで
す。

◇ 蒼白い女
この作品は『深泥丘奇譚』の番外編で本当のショート作品です。深泥丘忌憚と言
えば語り手が作者本人ということもありある病院で編集者と一緒に順番を待てい
た時のちょっと恐い話でこれは大好物でした。
オチがいいですね、時代に合わせてくるんですね

◇ 人間じゃない B04号の患者
この作品はもともと綾辻さん原作の漫画だそうでいつか小説にしたいと思っていた
そうです
漫画ならではの仕掛けがありそれを同文章で表現するのか悩んでいたそうです
でも読んでみてお思ったのはかなり昔からホラー映画のマニアであることを公言
しているだけのことはあるなと感じる内容でした。
もしかしたら文章よりも漫画の方が恐い作品かも



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4 Comments

ミステリファン says...""
★ 「赤いマント」

都市伝説については、私の小学生の時代は「口裂け女」が流行していました。その後、「トイレの花子さん」がはやったそうですが、その頃はもう大人になっていたので、子供たちのあいだで話題になっていたという話を聞いただけです。
今の子供たちのあいだでも、何かそういう怖い伝説がはやっているのかも知れませんね。

「木を隠すには森の中」というチェスタトンの有名な言葉が引用されますが、この作家はポーとともにミステリー創世記に推理小説の土台をつくった人で、現在使われている多くのトリックは、チェスタトンの考案したトリックを応用したものだと言われています。

★「人間じゃない」

最後のほうで、意味がちょっと分からないシーンがありました。
「医者が患者で、患者が医者だと思っていることがある」というのは、二人の立場が逆転していたということでしょうか。

オリジナルはコミックだそうですが、確かにあのトリックは「絵」だからこそ可能なトリックですね。
コミックといえば、綾辻さんの「月舘の殺人」も面白かったです。これも小説化して欲しいです。




2018.02.28 16:45 | URL | #2MKxsxMs [edit]
ねむりねこ says..."赤マント"
コメントありがとうございます

赤マントは時代によってまたは地域によって呼び名が違いますが本質的には
同じ内容ですね
それだけにうちではこうだったとか言っちゃうと年齢がばれちゃう恐れがあるので
こういった都市伝説は注意が必要ですね(^^;
そういえばチェスタトン作品はまだ未読ですね、興味はあるのでいつか読もうと思
っていたのだけどずっと後回しにしてました
今度読んでみましょう

『人間じゃない』は漫画も未読なので小説で読んでみると余計に訳がわかりません
いまだに後半はよく理解してなかったりします
2018.03.01 23:37 | URL | #- [edit]
ミステリファン says...""
綾辻さんは最近、大作を発表していません。小品が多いです。

館シリーズも、新作が出る見込みがありません。「暗黒館」で全てを出し尽くしてしまったんでしょうか。

2018.03.29 14:48 | URL | #2MKxsxMs [edit]
ねむりねこ says..."ホラーにシフトチェンジ?"
確か大作は書かれていませんねミステリーに関しては・・・代わりに精力的に
ホラー作品を書かれてる感じですね、度々有名ホラー映画のタイトルを
引用したりされていますがベタすぎてそれでホラー好きを公言されて持って感
じです
B級ホラーまで押さえてこそだとお思いますが、私はホラーも大好きなので
今の感じも悪くはありませんけど確かにもうそろそろ大作ミステリーをって
思いますね
しかしおっしゃるように数々のミステリーを発表されているのでネタ切れ
ってところでしょうか
2018.03.30 23:25 | URL | #- [edit]

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