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ねむりねこのゲームと本と映画のお部屋

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【NOVEL】 魔女の暦 [著] 横溝正史

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【著者】横溝正史
【出版社】角川文庫
【初版】1975年
【形態】文庫
【単行本】- - - - -
【他出版】- - - - -
【シリーズ】中編シリーズ
【ジャンル】ミステリー


【あらすじ】
浅草六区のいんちきレビュー劇場『紅バラ座』の作者柳井良平の脚本による『メジュー
サの首』と題する怪しげな演目で、一座の踊り子飛鳥京子・霧島ハルミ・紀藤美沙緒の
三人が、一つの目を共有する“三人の魔女”の役を演ずることになったのだった。黒い
手袋をはめた手が描き出す恐るべき“魔女の暦”とは…。そこには、「第一の犠牲者‐
吹き矢 第二の犠牲者‐鎖 第三の犠牲者‐メジューサの首」という不吉な文字が並べら
れていたのだった。そして、舞台で踊りながら飛鳥京子が吹き矢で殺され、隅田川の
橋の下では全裸の霧島ハルミが鎖で縛られて殺されていた。この猟奇的な踊り子連
続殺人事件を金田一耕助はいかに解くのか…。

戦後間もない頃のストリップ小屋を題材にした2編の中編を収録した作品になりま
す。
どちらの事件もなかなかショッキングな描写がありますね、特に『火の十字架』での
最初の被害者がなかなかきついです
実写化されればなかなかのスプラッターでしょうね、時代背景的にも両方とも戦後
になり大衆の娯楽はストリップに映ってる感じで表題作の『魔女の暦』はストリップ
小屋ではなく正確にはストリップを交えた劇団公演になります。

【魔女の暦】
2作共に共通していますが何者かに金田一が何かが起こるから来るようにと言う
予告を受けます。
その手紙を本に現場に向かうことで事件に巻き込まれるという形ですね
この作品では何故名探偵と謳われる金田一を巻き込んだのか、連続で犯行が
成功し金田一の推理が追いつけないと増長した犯人がミスを犯すという感じです
劇団員内部での男女間の関係が滅茶苦茶なのが特徴的、ここまで怠惰的な劇団
って凄いなと、これがまかり通るのは戦後だから?
ラストの真相で班員の殺害目的が本当は一人だった。
自分に疑いが向かないように仲間に疑いが向くように関係する女性達を手に掛け
ようとしたという金田一の説明になんか釈然としません
殺人鬼としての資質があったのでは的な感じで、しかも終章では犯人が捕まるどこ
ろか突然自殺したことになっており突然終了し真相は実際わからないまま
金田一のもっともらしい推理りがそうに違いないとして処理されちゃって終わってい
ます・・・
なんだか長編を書いてる途中でやっぱもう辞めたという感じで終わった感じがしま
した。

【火の十字架】
こちらもオープニングから金田一にこれから事件が起こりますという予告手紙が
届きそれを等々力警部に自分も名探偵になったと嬉しそうに自慢しているシーン
から始まります・・・
それは喜ぶところじゃないと思いますがそこが金田一という男の魅力なのでしょう
ね、こちらは完全にストリップ小屋がメインになっておりしかも一人の女が3人の
男を囲って3カ所でストリップ劇場を経営し3人の男がそれぞれの視点を仕切って
いるという感じ、事件はその中の1カ所でそこをまかされている男が凄惨な状況で
死んでいます。
とうのヌード・ダンサー星影冴子は眠らされてスーツに閉じ込められて運送
会社に他の劇場に運ばされていました。
しかしこの事件には三人の男と星影冴子の関係だけではなくそこに謎の復員
小栗啓三の姿が、この事件は彼の復讐なのかという内容でした
どちらの作品にも言えるのですがとにかくモラルがないですね、そりゃこんな事件
に発展するでしょという感じです。



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