【NOVEL】吠える犬 [著]E・S・ガードナー
【著者】E・S・ガードナー
【出版社】東京創元社
【翻訳者】池 央耿
【発表年】1933年
【初版】1976年
【原題】The Case of the Sulky Girl
【形態】文庫
【ジャンル】ミステリー
【シリーズ】ペリー・メイスン・シリーズ
【あらすじ】
隣家の犬が吠えて困る、隣の主人を逮捕してくれと、奇妙な苦情を持った男がメイスン
事務所に姿を現した。これが事件の発端で、謎めいた遺言書、家出した人妻、失踪し
た男と、謎は謎を生んで、事件に介入したメイスンは、次第に窮地に陥っていく。事件解
決の鍵は吠える犬であった。吠えたという人、吠えないという人、このものいわぬ証人が
意味するものは一体何か?殺人事件の公判廷でメイスンは思い切った奇手を打って検
察側の裏をかこうとする
事件に巻き込まれます。
メイスン自身は依頼主を弁護するために事件の真相を調査するのだけどそれは
ドレイク探偵局に依頼します。
かなり優秀な探偵局でドレイク自身も彼の部下も見事な仕事ぶりを見せます。
依頼内容が面白く隣人の犬が吠えてどうにかして欲しいという、隣人トラブル
メイスンは刑事事件弁護士だからと最初は依頼を断ろうとしますが今度は
遺産相続の話に・・・しかも相続させたい相手が吠える犬を飼っている隣人の
奥さんだというのです。
メイスンは依頼を受けましたがまず依頼主の精神鑑定を行います
それから訴える相手に会い・・・しかし事件が勃発依頼主と相手の奥さんが
失踪、そんな中相手が何者かに殺されてしまいます。
容疑が掛かったのは・・・
終盤までは面白かったのですが人物関係が面白かったわけで相変わらず
やり方が滅茶苦茶、弁護士としてそんなやり方通用してたの?
って感じで今だったら100%アウトです。
前回の『すねた娘』でもそうですが状況証拠や証言が強固なアリバイなどに
なってしまう当たりは現実味がないですね・・・
終盤は法廷になりますがここでも検察側も弁護側もむちゃくちゃなやりとりです
当時は本当にこんな感じだったの?って感じでこれだったら冤罪作りまくりでは?
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