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ねむりねこのゲームと本と映画のお部屋

ねむりねこが大好きなレトロゲームと小説と映画のお話です。
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【ゴースト・モーテル】 著:クライヴ・バーカー

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出版社:集英社
形態:集英社文庫(初版1987年)
発表年:1987年
翻訳者:大久保 寛
原題:THE INHUMAN CONDTION
他出版社:なし
ジャンル:ホラー
シリーズ:血の本


【あらすじ】
アメリカ南部のとあるモーテル。伝道師夫婦の泊まりあわせた部屋は、30年前に
殺人事件の起こったまさにその部屋だった。しのつく豪雨の晩、冷たい風が吹き込
んだとき、2人の影に別の影が重なった。妻に撃ち殺された男と、夫殺しの罪で
処刑された女の亡霊・・・・・。彼岸と此岸の交錯するブラックホールに繰り広げられ
る男と女の愛憎を描いた表題作。スラムの老人から巻き上げた正体不明の紐の結
び目には、恐ろしい秘密が封印されていた。血にまみれ、身をくねらせて増殖する
奇怪な生命体の謎を追う「非人間の条件」ほか、全5編。

『非人間の条件』
不良グループ4人組が一人の浮浪者を痛めつけた。一番若い若者が彼のポケットか
ら結び目を盗む複雑怪奇に結ばれたそのひもを解き明かしたいという要求に少年は
夢中になるがその結び目から現れた物は・・・ちょっと変わったホラー作品でした。

『手』
人体の一部の手が反乱を起こした本体の横暴な要求には我慢ならない本体から切
り離れ自分たちの王国を作ると本人の意志を無視しして両手が勝手に動き出すとい
うお話です。
切り取られた左手は他の仲間達を先導して相棒の右手の切り離しに挑む、ラストで
は足も反乱を起こしていました。
顔以外の部位に意識があり常に反乱を企てているという恐怖を描いてます。

『ゴーストモーテル』
表題作である本編は過去に夫をモーテルで殺害したサンディとバックは幽霊となり
再びこのホテルに戻ってきた。
話し合いをしてお互いの気持ちを再確認するのが目的だったがバック本人はうすら
馬鹿のままでした。
そこに宣教師夫婦とマネージャーが同じ部屋に泊まってきた彼らには見えないは
ずだが奥さんのほうは霊感が強く二人の存在も姿も認知していた。
そして再び同じ悲劇が起こる・・・サンディは彼女に自分と同じ物を見いだし同じ道
をたどらないように誘う

『欲望の時代』
科学者の人体実験に喜んで参加した男が性欲を増大され心臓への執着をもち手
当たり次第に男も女も関係なく強姦を開始する、興奮が増えると相手の心臓をえ
ぐり出してしまうそんな彼の悲劇を描いています

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