fc2ブログ

ねむりねこのゲームと本と映画のお部屋

ねむりねこが大好きなレトロゲームと小説と映画のお話です。
0

【NOVEL】義眼殺人事件  [著]E・S・ガードナー

吠える犬
【著者】E・S・ガードナー
【出版社】東京創元社
【翻訳者】深井国
【発表年】1935年
【初版】1961年
【原題】The Case of the Counterfeit Eye
【形態】文庫
【ジャンル】ミステリー
【シリーズ】ペリー・メイスン・シリーズ


【あらすじ】
退屈をかこっていたメイスンのオフィスに、義眼のセットを携えた男が訪ねてきた。その
中の一つ、充血した義眼を何者かにすりかえられ、犯罪に悪用されるおそれがあるとい
うのだ。電光石火の頭脳の冴えで一計を案じたメイスンは、ポール・ドレイクに半ダース
ほどの充血した義眼を入手するように命じたが……事件は阻止できなかった。強欲な
高利貸しが自宅で殺され、死体の右手に充血した義眼の一つがかたくなに握られてい
たのだ。当然嫌疑は依頼人にかかる。一か八かをかけてメイスンが放った大芝居!

今回の依頼主は義眼の人物で精巧に出来ている自分の義眼の中で一つ偽物と
すり替えられているのに気がついたと、なに勝手では遅いからとメイスンの元へ
やってきました。
またダメな弟が高利貸しにたいして横領を働きバレてしまいお金を返したいけど
金額が大きすぎてどうにもならないとやってきます。
弟は横着な若者で今回の依頼もお姉さんに無理や連れてこられた様子、本来は
事件弁護士であるのでこういう依頼は受けないと言ったものの弟の態度の悪さ
必死に救済を求めるお姉さんをみてメイスンは依頼を受けることにします。
早速く状況を確認しに相手の家に行き話を進めますがこちらも強欲な男でメイスン
の打開案にも耳を傾けずあげくには自分のお金がも土手来ればいいのだから
よその会社に就職してそこで横領して返せばいいと言い出す始末
流石のメイスンも頭にきて今回は帰って行きます
そして最初の依頼者ブルノードが心配したとおり彼の義眼を持った死体が発見さ
れてしまうのでした。
そしてその犠牲者があの強欲な金融業者バセットだったのです。
ハリー姉弟もこの事件に否応にも巻き込まれてしまい姉は弟の仕業ではないかと
勘ぐってしまうのでした。
犯人はブルノードなのか!それともハリー弟君なのか!それとも・・・
という内容です。
相変わらず弁護士なのに現場に出張ったりアクティブに動き商人など自分に有利な
人物を警察に捕まる前に隠してしまうと言うそれはダメなんじゃない?
と言うことをやってくれますが今回は特に酷かったですね、相変わらず法廷シーンは
終盤のみですが今回は裁判自体が真犯人をあぶり出すためにメイスンが誘導した
感じでした。
推理物としては最終的に犯行トリックがちょっと安っぽい感じでした。



ブログランキングに協力してくださるとうれしいです。この記事が気に入ってください
ましたらポチッとお願いしますね

にほんブログ村 小説ブログへ
にほんブログ村 小説ブログ ミステリー・推理小説へ


該当の記事は見つかりませんでした。

Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

trackbackURL:http://neneko1124.blog.fc2.com/tb.php/5009-3a78541c