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ねむりねこのゲームと本と映画のお部屋

ねむりねこが大好きなレトロゲームと小説と映画のお話です。
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【菓子フェスの庭】 著:上田早夕里

菓子フェスの庭
出版社:角川書店 (2011年)
初版:文庫 (2011年)
形態:ハルキ文庫
シリーズ:パティシエ
ジャンル:パティシエ


【あらすじ】
神戸にあるフランス菓子店“ロワゾ・ドール”に、西富百貨店の武藤という男性が訪
れた。西宮ガーデンズで行う「お菓子のフェスティバル」に参加して欲しいという
。中堅パティシエの夏織は、その新作づくりに抜擢され日々奮闘していた。そんな
折、密かに想いをよせていた先輩パティシエの恭也が、東京からひょっこり帰って
きて…。


一作目の【ラ・パティスリー】から5年後を描いた作品で5年の月日で夏織が確かに
成長している証が描かれています。
もちろんまだ修行のみで自分のお菓子作りという物はまだ行っていません、むしろ
この作品で開かれる菓子フェスタにロワゾ・ドール代表という形で初めてお菓子作
りを任されます。
この5年間の実績の証ですよね、これは私も嬉しかったです。
もう1人の主人公は残念ながら恭也ではありません彼も登場しますけど後半に入
ってでむしろメインは菓子フェスタの担当者で甘い物がまったく受け付けない
武藤です。
アレルギーでもないのに全く受けつかないと言うのは甘い物嫌いというレベルの
問題ではないですよね、実際なぜそういう体になったか作品中にわかりますけど
確かにそんな体験をすればトラウマですよね・・・私も甘い物が苦手なので武藤さ
んの甘い物に対する台詞はうなずけるところもありました。
そんな彼が唯一口に出来たのが何を隠そう夏織さんのお菓子でした。
武藤さんの甘い物好きじゃない人でも皆さんが楽しめるケーキという発想は私も
同感でした。
その難しい依頼に夏織さんが答えるためにがんばります。
この作品は恭介との恋物語に終始せずに開くまでも菓子フェスタと夏織さんの
成長と武藤の淡い恋心がメインのお話でした。
こういう部分が好きな理由です。
安易に夏織と恭介を恋仲にしないところがさすがですね、でもしっかり少しずつ
恋い模様は進んでいますしね、しっかりした目標が出来ました。
あこがれの恭介のお店に写ることにもありました。
まだ恭介は夏織りのことを女性としては見ていませんあくまでも弟子という感覚
です。
夏織りの気持ちはこの作品ではっきり示しました尊敬という気持ちと恋心です
むしろ次回作があるならそこで少しは中が進展するのではないでしょうか
そして武藤のデザートに対する気持ちの変化もすばらしいですね、ラストの彼の
気持ちは私もよくわかりますから

ショコラ・ド・ルイの長峰さん共々このシリーズはまだ続くのか心配です。
上田さんのSFも好きですけどこのシリーズも大変気に入りましたから是非続け
てもらいたいです。

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2 Comments

ちゃき says..."No title"
こんにちは。

私もこの作品、夏織の成長ぶりを嬉しく思いながら読みました。
安易に恋愛モノにならないのもむしろ潔くて好感が持てます。
それを期待して肩すかしをくらった人もいるかとは思いますが...。

nemurinekoさんのブログはミステリー、SFが中心なんですね。
嫌いなわけではないのですが、
私はあまり明るくないジャンルなので、
時々お邪魔して、面白そうな本がないか
チェックさせていただきますね。
2012.08.11 18:22 | URL | #Qi8cNrCA [edit]
nemurineko says..."ちゃきさんコメントありがとう"
こういう作品ってパティシエの内容よりもロマンスのほうに流れがちですけど
上田さんはしっかりパティシエの仕事や夏織さんの成長の部分をしっかり描いて
いてよかったです。
ロマンスのほうも片思いながらもゆっくり進んでますね

そうですねミステリーSFは古典も含めて大好きです(^^)
どうしてもそちらが中心になっちゃいますけど面白いという評判であれば
ジャンル問わずに読みますよ、お薦めの作品があれば是非教えてくださいね
これからもよろしくお願いします
2012.08.12 08:21 | URL | #- [edit]

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