【塗仏の宴 宴の仕度】 著:京極夏彦
出版社:講談社 (2003年)
初版:講談社ノベル (1998年)
形態:講談社文庫
シリーズ:京極堂
ジャンル:ミステリー
【あらすじ】
「知りたいですか」。郷土史家を名乗る男は囁く。「知り─たいです」。答えた男女
は己を失い、昏き界へと連れ去られた。非常時下、大量殺戮の果てに伊豆山中の
集落が消えたとの奇怪な噂。敗戦後、簇出した東洋風の胡乱な集団六つ。
ラたちがどう関わっていくのか描かれています。
中編の集まりでこれらの作品に事件に関係する人物たちがすべて登場しどう関係
するのかもわかります。
村の住民大量虐殺など実際に存在する都市伝説をモチーフにしていたり先読みと
称して催眠術で詐欺行為を働く集団などおもしろいお話がありました。
彼らの目的はそして裏で彼らを操るものの目的は?関口が犯人と断定され自白を
強要される様は楽しめた。
精神崩壊寸前素直にゲロしてこのシリーズから退場してくれなんて思ったりします
大嫌いなんですよね~
すべて中善寺を引き出すための罠・・・彼に挑戦するものはいったい何者なのでし
ょう?
すべての謎は「宴の始末」にて・・・



