【NOVEL】 ブラックサマーの殺人 [著]M・W・グレイヴン
【著者】M・W・グレイヴン
【出版社】早川
【初版】2021年
【形態】文庫
【ジャンル】ミステリー
【シリーズ】ポー・シリーズ
【あらすじ】
英国カンブリア州に点在するストーンサークルで次々と焼死体が発見された。犯人
は死体を損壊しており、三番目の被害者にはなぜか停職中の国家犯罪対策庁の警官
ワシントン・ポーの名前と「5」と思しき字が刻み付けられていた。身に覚えのな
いポーは処分を解かれ、捜査に加わることに。しかし新たに発見された死体はさら
なる謎を生み、事件は思いがけない展開へ……
現在3作目まで発表されているようですね、前作はとにかく主人公の協調性のない
単独行動に不愉快にさせられっぱなしでした
今回はそこは押さえられており終盤に一度だけおまえは動くなという上司2人の命令
を無視してしまうところがあり今回痛い目に遭ってしまえばいいのにと
思ってましたが無事に事件が解決してしまい残念な感じです
ほんとこういう独りよがりな捜査官は一度きっちり罰を受けて欲しい
今回犯人はすでに捕まっており刑務所の中です
刑務所の中で自分の犯した殺人を主人公になすりつけよう自由になろうと画策する
という内容になっており、犯人よりも主人公を嫌うウォードル警部が主人公を
逮捕したくて動き回っていてそちらの方が犯人より悪っぽかった
悪いところと言えばそこですね、物語的には面白かったものの犯人に華がなく
主人公をして相当なサイコやろうと言うことですが、サイコだという言葉は
ある物の犯人の異常性が全く描かれておらずただの知能犯でしかないところ
事件としては3人の人を殺しているのだけど・・・
犯人の異常なところサイコな部分をきっちり怖く表現してくれていれば
サスペンスミステリーとして盛り上がったのにと思いました
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