【NOVEL】 ずうのめ人形 [著] 澤村伊智
【著者】澤村伊智
【出版社】角川
【初版】2018年
【形態】文庫
【シリーズ】比嘉姉妹シリーズ
【ジャンル】ホラー
【あらすじ】
オカルト雑誌で働く藤間は、同僚から都市伝説にまつわる原稿を託される。それは
一週間前に不審死を遂げたライターが遺したものらしい。原稿を読み進め
「ずうのめ人形」という都市伝説に触れた時――怪異が、始まる。
今回はリングをオマージュしたようなお話でリングのような感じで読むと呪われる
ホラー小説を巡るお話となっています
ホラー系雑誌に務める今回の呪われる男性は編集長の知り合いのライターの死を
同僚と発見する
後日その同僚が現場で見つけたホラー小説の原稿を持ってきて彼に読んで欲しいと
渡してくるのでした
そしてその同僚は数日後に同じ死に方をしてしまいます
同僚が口走っていた赤い糸を巻いた人形がだんだん近づいてくると言う言葉通り
自分にも赤い糸を巻いた人形・・・ずうのめ人形が見えるようになる
たまたま死んだライターの後任としてやってきた前回のぼぎわんが来るにて
真琴と共に活躍した野崎が居合わせ今回の怪異に巻き込まれていくというお話です
現在進行の中で小説の物語も少しずつ挿入されていくという手法で
後半でリンクしていくという感じです
その小説で家庭環境で悩み学校でいじめられていた里穂彼女に一体何が
いじめられっ子の裏の姿など後半は呪いの怖さと共に人の怖さも描かれており
怪異は解決した物のなんともいえない感じになってしまいました
その小説内で真琴のもう一人の姉が登場し実は3姉妹だったことが判明しました
挿入されている小説の中身などがしっかり伏線にもなっているし怪異の鍵になって
いるのでしっかり読み込む必要がありホラーでありながらミステリーの部分もあり
推理力も試される名作です
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