【長い廊下のある家】 著:有栖川有栖
出版社:光文社
初版:(2010年)
形態:単行本
ノベル:カッパノベル(2012年)
他出版:なし
シリーズ:火村&有栖シリーズ
ジャンル:ミステリー・短編集
【あらすじ】
廃村に踏み迷った大学生の青年は、夜も更けて、ようやく明かりのついた家に辿
り着く。そこもやはり廃屋だったが、三人の雑誌取材チームが訪れていた。この家
には幽霊が出るというのだ―。思い違い、錯誤、言い逃れに悪巧み。それぞれに
歪んだ手掛かりから、臨床犯罪学者・火村英生が導き出す真相とは!?悪意ある者
の奸計に、火村英生の怜悧な頭脳が挑む
けど中編と言うまでは長くないといった感じのボリュームの作品ですね
【長い廊下のある家】
表題作のこの作品は館物の作品ですね、私の好きなホラー・・・ではないけれど
幽霊がでるという廃屋に3人の雑誌取材チームが訪れて殺人事件が起きるという
お話です
私は霊感が強いので見たり聞いたりするけれど流石に殺人の犯人が優麗だとい
うのは無理があるよね、スケープ強盗が幽霊では流石に警察だってあなた達の
中に犯人が居るんじゃない?ってなるよ、火村にかかればそこから・・・
利用された火村の教え子の青年はかわいそうでした。
【雪と金婚式】
主人公夫婦の義弟が離れに住み金婚式を迎えた雄二と安曇の老夫婦その日に
義弟が何者かに殺されました。
詐欺などろくな人生を送ってこなかったせいで彼を恨む人物は多いわけでそんな
中数日後雄二は警察に話さなければいけないことがあると言って出先で事故に
遭い軽い記憶喪失に肝心の部分事件当日のことだけの記憶をなくしてしまう
彼は犯人の目星がついていたようですが・・・
【天空の眼】
この作品はなんとあの有栖が事件を解決しちゃいます。自分でもびっくりなこの展
開に調子に乗らなければいいのにと思っちゃいます。
友人から依頼された心霊写真に悩んでいる女性とそれとは別の事件がリンクして
しまいます。
火村は本業が忙しく事件に関われないからじゃあ有栖でいいやと遠藤刑事が有
栖に話をしてみるとどうやら自分が関わっている心霊写真のことその話がリンクし
てることに気がつきます。
こういう事件になるととんでもない方向しか思いつかない有栖の思考回路とあっち
ゃったんだろうね、まさかの自分の考えが正解だったって感じで事件が解決しちゃ
います。
【ロジカル・デスゲーム】
なんだか見たことあるような設定の作品でした。自殺願望のある犯人と対峙し毒
物の入った飲み物と何も入っていない飲み物2つでロシアンルーレットの一発勝負
を仕掛けられてしまいという内容でした。
B級映画などでさんざんこの手の設定の物は見てるので全然新鮮みはないしドキ
ドキ感もなかったです。




